落語家・三遊亭円楽さん肺がんで死去 72歳 高座復帰から1カ月あまりで体調急変

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
三遊亭円楽さん
三遊亭円楽さん

 日本テレビ系人気演芸番組「笑点」の大喜利メンバーとして人気を博した落語家の三遊亭円楽(本名・會泰通=あい・やすみち)さんが30日、肺がんのため死去した。72歳。所属事務所が発表した。

 事務所によると、円楽さんは8月下旬に肺炎のため入院。回復傾向にあり、肺がんの治療を再開した矢先に体調が急変したという。円楽さんは2018年に肺がんを発症し、19年には脳腫瘍が、20年には肺がんの再発と初期の大腸がんが発見されていた。

 今年1月には脳梗塞を発症し、5月まで入院。それでも8月11日には、国立演芸場の8月中席で高座復帰し、高次脳機能障害のため短期記憶障害が起こっていることを告白しつつも、完全復活を目指していた。その後、同月27日に肺炎のため入院。そのまま帰らぬ人となった。

 円楽さんは1970年4月、青山学院大学在学中に五代目三遊亭円楽のかばん持ちとなり、付き人を経て正式に入門。大師匠の六代目三遊亭円生に「楽太郎」と命名された。76年に二つ目に昇進すると、77年8月には「笑点」の大喜利レギュラーに抜擢され〝腹黒キャラ〟で人気に。18年に死去した故・桂歌丸さんとの掛け合いは番組の名物にもなっていた。

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