日本で爆発的な人気を誇ったガールズグループKARA(カラ)が、7年ぶりにカムバックする。
このうれしいニュースは、KARAを含む“第2世代アイドル”を通じて、K-POPファンになった人たちに、大きな喜びを運んでくれた。
9月19日、所属事務所であるRBWは「KARAが、11月にデビュー15周年を記念してアルバムを発売する」と伝えた。
去る8月には、同じくデビュー15周年を迎えた少女時代(SNSD)が、5年ぶりにカムバックを果たしたばかり。
K-POP界を席巻した“第2世代ガールズグループ”の相次ぐカムバックに、ファンは歓喜の声を上げている。
しかし、この2グループがカムバックとなれば、復活を希望する声が真っ先に上がるガールズグループがいる。
それは、Wonder Girls(ワンダーガールズ)。
韓国アイドルブームの火付け役とも言える、レジェンド的な存在だ。
Wonder Girlsは、2007年2月にデビュー。“K-POPを代表する国民的ガールズグループ”という、称号を得るほどの人気を見せた。
まず、ファーストアルバムのタイトル曲『Tell Me』から大ヒット。中毒性の強いメロディーと、レトロな雰囲気の衣装やヘアスタイル、そしてかわいらしい振り付けまで、爆発的な愛を受ける。
その後も『So Hot』『Nobody』と3連続で大ヒット。“Wonder Girlsシンドローム”を巻き起こす。
そして彼女たちは海外へと進出し、アメリカで積極的な活動を開始した。
今や当たり前のようになっている、K-POPグループのアメリカ進出。その先駆け的存在が、Wonder Girlsだったのだ。
同時期に活躍していた“第2世代”のボーイズグループは、東方神起、BIGBANG、SHINee、SUPER JUNIOR、2PM、2AM、SS501、FTISLANDなどがいる。
そしてガールズグループでは、少女時代、KARA、4minute、2NE1、SISTAR、Apink、AFTERSCHOOL、F(x)など。
どのグループも、アメリカに渡ったWonder Girlsに倣い海外進出に挑んだものの、まずはアジアを中心に活躍の場を広げていった。
特に日本では、2010年前後にこの“第2世代アイドル”の人気が爆発。K-POP人気に火がつき、日本での“第2次韓流ブーム”を巻き起こした。
Wonder Girlsは、2012年に本格的な日本進出を果たしたが、この頃からメンバーが相次いで交代する。
デビューメンバーは、ソネ、ヒョナ、ソヒ、ソンミ、イェウンの5人。その後、ヒョナが健康上の問題でグループを脱退し、新メンバーのユビンが加入。
メンバー交替以降も、活発な活動を続けたものの、2010年のアメリカ活動中にソンミが活動を中断。代わって、ヘリムが入ることに。
2015年には、ソネとソヒが脱退。そこに、活動中断状態だったソンミが再び合流して、4人編成へ。
旋風的な人気が続くかと思われたが、惜しくも2017年に解散、それぞれの道を歩むこととなった。
今年(2022年)の4月には、Wonder Girlsと同時期に活躍したBIGBANGも、約4年ぶりに新曲を発売している。
共にK-POP界を牽引したグループの復活が続く中、今もレジェンドとして語り継がれている彼女たちの再結成を望む声が、ますます大きくなっているようだ。
(構成:酒井知亜)