ドラマ『梨泰院クラス(2020/JTBC)』『雲が描いた月明り(2016/KBS2)』『アンナラスマナラ(2022/Netflix)』のメインキャストたちが出演し、大きな話題を集めているTVINGオリジナルの『青春MT』。
パク・ソジュン、チ・チャンウク、パク・ボゴム、アン・ボヒョン‥ぜひとも1本の作品を作ってほしいと思わせるほど、主役級俳優が出揃っているとあって、放送前からファンをそわそわさせていた。
そしていよいよ、9月9日に韓国で放送が開始されたのだが、日本でもアマゾンプライムで同時配信されるという、うれしいニュースが飛び込んでいる。
初回は、各チームが集合場所に向かう道中の模様が展開されたのだが、パク・ボゴムはパリでCELINE(セリーヌ)のファッションショーに出席していたため、現地で合流することに。
帰国後、すぐにキャンプ場へ向かった彼は、一足先に現地へ到着。『雲が描いた月明り』チームを驚かせようと、隠れ場所を探し始めるのだった。
カメラスタッフに相談しながら、あちらへ隠れ、こちらへ隠れ。
すると、その時の彼の口調が、視聴者の間で注目を集める。
制作スタッフへ話しかけている様子が流れたのだが、「食事はされましたか?」「何時に集合されましたか?」「カメラが1人1台ずつ付いているんですか?」「僕を担当してくださるチームなんですか?」など、いわゆる“軍隊語”と呼ばれる言葉遣いだったからだ。
画面の字幕も、語尾が迷彩色にされており、「転役2カ月目、礼儀正しいパク兵長」と書かれていた。
これは“軍隊あるある”だそうで、目上の人と会話する際、日常会話で使う「~요(ヨ/~です)?」の敬語ではなく、より丁寧な、言い換えれば堅苦しい(相手と一線を引くような)言葉を用いるのだという。
日常で使われる敬語の語尾はたいてい「~요」で終わる。
例:ご飯食べましたか? など
しかし、軍隊では目上の人に話す場合「~까(カ)?」「~다(タ/요より丁寧な~です)」で終わることが多いのだという。
例:ご飯は召し上がったでしょうか? など
日常会話以上の、より丁寧な敬語を用いて会話をする世界に約2年身を置くと、その言葉遣いが抜けるには少し時間がかかるとは、経験者談。
除隊前の休暇で自宅に帰っても、両親にそのような言葉遣いのままだったり、アルバイトの面接などでも、相手に対して少々堅苦しい敬語を用いてしまうんだとか。
パク・ボゴムは撮影当時、除隊してからわずか2カ月。口調が“軍隊語”であるのも納得である。
現地の人や軍隊に行って来た人、そして韓国語がネイティブな人にとって礼儀正しく堅苦しい彼の言葉遣いは、ほんの少しの違和感と「ああ、軍隊にいたんだな」と思わせるほっこり(?)エピソードとなったようだ。
(構成:Danmee編集部)