俳優のジョン・ヴォイト(83)が、ドナルド・トランプ前大統領(76)がゴルフ場従業員のがん治療費を提供したことを振り返り、本人の前で感極まっている姿を見せた。トランプ氏にインタビューしていたジョンは、トランプ氏が所有するゴルフ場の1つでサリーと呼ばれる従業員が病気になり、トランプ氏が援助を申し出た時のことを思い出し、声を詰まらせていた。
ニュースサイト「ニュースマックス」のドキュメンタリー動画で、トランプ氏が同従業員をオフィスに呼び出し、医療費について「私に任せなさい。どんな費用でも」と話した様子を泣きそうになりながら語ったジョンは、億万長者のビジネスマンであるトランプ氏に「とにかく、私は多くの分野であなたの存在にとても感謝しています」と伝えた。これに対し、トランプ氏は「まず第一に、あなたのその気持ちがとても素敵だと思います。そして、その小さな涙でもっても、あなたは素晴らしい人ですね」と答えた。
一方、民主党のジョー・バイデン現大統領に敗れるまで、2016年から2020年にかけて大統領を務めた共和党のトランプ氏は、国内情勢について「何か非常に大きなことがすぐに起こらなければ、好転はありえない」と話すと、ジョンは「人々は私に、ドナルド・トランプは出馬するのか、といつも言っています。私は、彼は必ず出馬すると言っていますが、あまり長くは待てませんよ」と続けた。
ジョン・ヴォイトは「帰郷」(1978年)でアカデミー主演男優賞を受賞した演技派。また娘のアンジェリーナ・ジョリーも女優として活躍している。