英国のチャールズ国王が、ウェールズの首都カーディフに集まった群衆の一人から「念のために」とペンを手渡され微笑む場面があったことが話題になっている。国王が16日に北アイルランドのヒルズバラ城を訪問した際、来訪者名簿に記帳する時に使ったペンがインク漏れしていたことに苛立ちを見せた動画が取り沙汰されていたことを受けての贈り物だったようだ。
その中では、妻のカミラ王妃が記帳を終えた国王に、「あら見て下さい。あちこちについていますよ」とペンのインク漏れを指摘。国王は「これにはうんざりだ。いつもこうだ」と文句を漏らしていた。
母であるエリザベス女王を8日に亡くし、現在喪に服している国王は、間違った日を記載したことにも苛立ちを感じていたようだ。
しかし、その一件を受け、カーディフで国民からペンを渡された際には、それを快く受け取り微笑む国王の姿がスカイニュースの入手した動画に収められている。「とても非現実的で、感動的、そして本当に素晴らしかったです。私たちは少し会話を交わし、王にペンを差し上げました。王は快く応えてくださいました」「王はペンを受け取られ、笑っていらっしゃいました。ヒルトン(ホテル)のペンで結構素敵なものでした。爆発はしませんよ」とその女性はグレイテスト・ヒッツ・ラジオに話している。