牛丼チェーン「東京チカラめし」を展開するSANKO MARKETING FOODS(東京都中央区)は、同社が東京・霞が関の農林水産省内で運営する食堂「あふ食堂」で、16日まで「東京チカラめし」を期間限定出店する。
独特の焼き牛丼で根強いファンがいる東京チカラめしは、都内唯一の店舗だった新宿西口1号店が8月28日で閉店。千葉県鎌ケ谷市の新鎌ケ谷店と、大阪市の大阪日本橋店の2店舗のみとなり「東京」を屋号でうたいながら都内で食べることが難しくなっていた。都心のど真ん中で、一時的に復活を果たす。
「あふ食堂」は、食の責任官庁・農林水産省にふさわしい食堂づくりを目指し、メニューに国産食材や有機農産物、被災地産の食材を積極的に使用。農水省職員・関係者だけでなく、正面入口で入館手続きをすれば一般でも利用可能だ。平日の午前11時~午後2時までの営業となる。
メニューは、焼き牛丼に有機野菜のミニサラダ、とん汁がついて800円(税込)。有機オーガニック卵を150円(同)で販売する。運営会社では「都内店舗の閉店が決まる前から、あふ食堂に期間限定出店する話は決まっていた。今回のように、都内で限定出店するかどうかは検討中で未定」としながらも、東京での限定復活に「都内では二度と味わえないと思われていた『焼き牛丼』が『あふ食堂』に帰ってくる!あの肉汁を、特製秘伝のタレを、是非ご堪能ください!」と呼びかけていた。