ハンバーガーチェーン店のファーストキッチン、ウェンディーズ・ファーストキッチンは8日、新作〝月見バーガー〟の販売を開始した。秋の恒例ともなった各チェーン店による月見バーガー商戦。マクドナルド、コメダ、ケンタッキーフライドチキンなどに加えて、今秋から両チェーン店とモスバーガーが参入。SNSでは「月見戦争」が話題になるなど、注目度が上昇している。両チェーンを運営するファーストキッチン社の広報担当に話を聞いた。
ウェンディーズ・ファーストキッチンの「月見B.B.P.バーガー(BBQベーコンポテト)」「月見B.B.P.チキンバーガー(BBQベーコンポテト)」は、お月様に見立てた丸いたまご焼きと円形のハッシュポテトが特徴的なボリューム満点の秋季限定ハンバーガー。担当者は「日本独自のお月見文化と、アメリカナイズされたものを融合することで、他社との差別化を図りました」と説明した。
ファーストキッチンの「べーコンもっちバーガー」「旨味タルタルベーコンエッグバーガー」は商品名に「月見」の文字はない。「創業からたまごを使用した『ベーコンエッグバーガー』を販売しております。そのため、年中月見バーガーをご提供しており、たまごを使ったバーガーはどこにも負けないぞ、という意気込みです」と説明。同商品はお月様に見立てて、初めて丸もちを使用した。「月見にかけてハンバーガーに丸もちをはさみ、他社にはない新たな月見バーガーに挑戦します」と語った。
今年でファーストキッチン社は創業45周年。節目を飾るべく「風物詩となっている月見バーガーへの参入を今春から準備してきました」と商品化を進めてきた。
SNSで話題の「月見戦争」では、マクドナルド、コメダ、ケンタッキーフライドチキン、モスバーガーの月見バーガーが注目されることが多い。そんな中、新たに店舗販売をスタートさせたファーストキッチンとウェンディーズ・ファーストキッチン。「月見戦争」に新しい風を送り込みそうだ。