ビスケット菓子「たべっ子どうぶつ」の期間限定コンセプトカフェ「たべっ子どうぶつカフェスタンドOmotesando」(東京都渋谷区)が、会期を2度延長するほどのにぎわいを見せている。店内にキャラクターが登場するグリーティングも人気で、利用客は「きりんさん」「ねこさん」「さるさん」たちと写真撮影を楽しんでいる。
近年、アパレルや家電製品とのコラボグッズでも注目を集める「たべっ子どうぶつ」をモチーフにしたスイーツやグッズを提供するカフェ。7月5日から期間限定でオープンした。
完全予約・30分間ごと入れ替え制で、営業は午前11時から午後7時まで。1つの時間枠に最大10組が入場でき、夏休み期間中は平日でも8~9割の枠が埋まっていたという。当初の終了日は8月21日だったが、人気のあまり「予約枠が取れない」と問い合わせを受け8月31日までに延長。さらに追加で延長し、9月11日まで開催する。
目玉メニューは、4種類のどうぶつの形をした「トゥンカロン」(マカロンの一種)。同店の企画・運営をするツインプラネットの担当者によると、来店客の半数以上が購入するといい「当初の想定をかなり上回った」数の注文が殺到した。生産が追いつかず販売を一時中止したこともあった。
日替わりでがどうぶつが登場するグリーティングも人気の理由の一つ。「らいおんくん」「かばさん」「ぞうさん」「うさぎさん」や、同店開催期間中に世界初お披露目された「きりんさん」「ねこさん」「さるさん」が約15分間、手を振ったり、うしろを向いてしっぽを見せたりしてソロや2ショットの写真撮影に応える。担当者によると、幼い子どもが紙粘土で作ったプレゼントをキャラクターに渡したり、大人のファンが手紙を渡す姿もあるという。
店内は「写真映えする」デザインに。大量のぬいぐるみを集めた壁飾りやベンチ、イラスト付きの鏡などのフォトスポットを設けている。写真撮影待ちの列ができることもあり「みなさんほとんどフォトスポットの前から動かない」。現在は、夏休みが終わったこともあり平日は予約枠が残っている。担当者は「(平日は)ゆったりと見ていただいている。着ぐるみを独占できる時間が増える」と話していた。