「ドカベン」「タッチ」など野球漫画が阪神電車ジャック 「巨人の星」は阪神・花形満フィーチャー

主人公・星飛雄馬(右)よりもライバルの花形満が大きくデザインされた「巨人の星」のラッピング
主人公・星飛雄馬(右)よりもライバルの花形満が大きくデザインされた「巨人の星」のラッピング

 「ドカベン」や「巨人の星」など人気野球漫画のイラストを阪神電車の車体にデザインしたラッピングトレインの運行が1日、阪神本線(大阪梅田~元町)などで開始した。2024年12月頃まで運行する。

 「ドカベン」「巨人の星」「タッチ」「H2」「MIX」「ダイヤのA」「ダイヤのA act2」「プレイボール」「ROOKIES」と、甲子園にゆかりある野球漫画9作品のキャラクターが車体に大きく描かれた。2024年に阪神甲子園球場が開場100周年を迎えることを記念した企画の一部で、人気漫画が世代や出版社の垣根を越えコラボレーション。1~6両目の全ての車両を漫画のイラストや甲子園の歴史を振り返るモノクロ写真でラッピングした。車内も漫画コラボポスターなどで〝ジャック〟された。

 この日、甲子園駅で行われたラッピングトレインの出発式には、プロ野球阪神の谷本修オーナー代行(57)や、青森三沢高時代に甲子園に出場した「元祖甲子園のアイドル」でプロ野球でも活躍した太田幸司氏(70)が出席した。谷本オーナー代行は、「阪神電車ですので、少しわがままを申しまして、星飛雄馬よりも阪神タイガースの花形満を大きく描いていただきました」と冗談めかして車体のイラストを紹介した。星飛雄馬は「巨人の星」の主人公で、作中のプロ野球巨人で活躍したキャラクター。花形満は飛雄馬のライバルキャラで、作中の阪神球団で活躍した。

 アニメ「巨人の星」が放送開始された1968年に、夏の甲子園に初出場した太田氏は「当時は高校野球、アルプススタンドの応援歌は全部『巨人の星』のテーマソングでした。僕の高校野球人生は巨人の星と言ってもいいくらいの思い出があります」と熱弁。ラッピング電車のイラストについて「僕は星飛雄馬のファンだった。阪神ということで花形(満)のほうがでかいが、もうちょっと星飛雄馬が大きくても…」と指摘し笑いを誘った。

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