ウィンブルドン男子決勝は勝者が「夕食のおごり」 因縁のジョコビッチVSキリオス“番外戦”で真の友人に

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男子シングルス決勝での対戦を10日に控えたノバク・ジョコビッチ(2022年7月、ロイター)
男子シングルス決勝での対戦を10日に控えたノバク・ジョコビッチ(2022年7月、ロイター)

 テニスの四大大会・ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝での対戦を10日(日本時間同22時開始予定)に控えた第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と世界ランク40位のニック・キリオス(オーストラリア)が、戦い終えた後に勝った方の「おごり」で夕食を共にしようと約束した。

 ジョコビッチはウィンブルドン4連覇と通算7回目の優勝がかかっており、四大大会では通算21回目の制覇にもなる。キリオスは準決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦予定だったが、ナダルが腹部の負傷で棄権したため、不戦勝で初めて四大大会のファイナルに進出した。

 キリオスは、過去にジョコビッチのことを「愚か」などとやゆしたことがあったが、今年の全豪オープンを前にジョコビッチが新型コロナのワクチン接種に絡む問題で大会前にオーストラリアからの出国を余儀なくされた際は、同選手を擁護する発言を残していた。

 9日の練習で顔を合わせた2人は、その際の会話の内容をインスタグラムで公開。ジョコビッチが「君が僕について何かいいことを言ってくれるのに5年もかかった」と話しかけると、キリオスは「でも大事な場面では君を擁護した」と反論。それに対してジョコビッチが「確かに」と応じた。

 さらにキリオスが「僕らはもう友達か?」と問いかけると、ジョコビッチは「飲みか夕食に招待してくれたら友達だ。ちなみに、明日勝ったほうのおごりだ」と返答。キリオスは「決まりだ。ナイトクラブではしゃごう」と応じた。

 ちなみに、両者の過去の対戦はキリオスの2勝0敗で、いずれも四大大会ではなく3セットマッチだった。5セットマッチ(3セット先取で勝ち)では、初めての対戦となる。

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