過去の歴史的名馬を美少女に擬人化したスマートフォン向けアプリゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のキャラクターと同名の新馬・ビターグラッセ号が19日、東京競馬場第5レースのメイクデビュー東京に出走。話題性もあって単勝1番人気に推されたが、6着に終わった。
〝現実〟のビターグラッセ号は、父にルーラーシップ、母にアンソロジーを持つ2歳牝馬。一方、「ウマ娘」内で登場するビターグラッセは、ゲーム内の育成シナリオ「アオハル杯 ~輝け、チームの絆~」でライバル馬として登場する。同作にはゴールドシップやトウカイテイオーなど実在馬をモチーフにしたキャラクターが多いが、ビターグラッセは”元ネタ”がないオリジナルキャラクター。それだけに、競走馬としての登録が可能で、名前が判明した直後からネット上を中心に話題となっていた。
レースでは鞍上に歴代4位の通算2560勝の名手・福永祐一騎手を迎え、単勝オッズは2・9倍と1番人気に。まずまずのスタートを切って中段に控え、勝ち馬の外で並走する展開となったが、直線で伸びきれず6着となった。
人気に応えられなかった結果に、福永騎手はレース後「鈍かった。もう少し距離があってもいいのかな」と課題を口に。馬主の山口功一郎氏は「最後伸びてきましたが届きませんでした。でもまだ始まったばかり。血統的にもこれから良くなってくると思いますので応援よろしくお願いします!!」とツイートした。