米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は16日、買収提案をしている米ツイッターの全社会議に参加し、宇宙人に言及する一幕があった。マスク氏はこれまでにも、人類が宇宙を利用する文明にまで行きつくことなどを主張し、“地球の外”について強い関心を示している。
ツイッター幹部が司会を務めるビデオ会議に、マスク氏は予定より10分遅れて登場。人員削減の必要性について述べたほか、社員らの自由な質問にも答えた。ロイターが確認した集会の録音によると、宇宙人や宇宙文明の存在、ツイッターが「文明や意識」を支えるべきだという自身の見解も披露したという。
マスク氏は、スペースXプロジェクトを立ち上げ、火星にロケットを着陸させるという計画を持っている。さらに、火星に都市を建設して地球の生物を連れて行くという“未来のノアの方舟"をイメージした目標も口にしている。
全社会議では、違法な内容でない限り、利用者は「かなり奇抜な」投稿でも許されるべきだと語った。この日のツイッター株は1.7%下落し、テスラ株は8.5%下げた。