俳優のブラッドリー・クーパー(47)は、キャリア初期にコカインとアルコール依存症に悩まされたそうだ。ドラマ『エイリアス』の出番を減らされた上、アキレス腱が切れたことから自信をなくしてコカインに手を出したという。
アカデミー賞ノミネート9回の経歴があるブラッドリーは、有名になる以前に依存症に苦しんでいたことについて、ジェイソン・べイトマン、ウィル・アーネット、ショーン・ヘイズによるポッドキャスト番組『スマートレス』でこう明かしている。
「自分を失っていて、コカイン中毒となっていた」「その上、『エイリアス』を解雇/降板した後にアキレス腱を切った」「29歳でそうなったんだよ。ウェンディーズのコマーシャルを手に入れた時に、成功したと思ったよ。成功という点では、その時だった」「でも、『エイリアス』のためにロサンゼルスに引越した時は、全くそう思わなかった。高校に戻ったようだったよ。どのナイトクラブにも入れてもらえないし、女の子は誰も僕を見たがらなかった。完全にうつ状態だったんだ」
ブラッドリーは、ジェニファー・ガーナーと共演した同ドラマでウィル役を演じたが、2001年から2003年にかけての最初の2シーズンでは、メインキャストに入っていたものの、その後スペシャルゲストという立場に降格、その後は2003年のシーズン3で1回、2006年のシーズン5で1回出演するに留まった。
キャリアが回復したのは30代半ばだったそうで、「『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』までかかったね。『ハングオーバー』をやったのは僕が36歳の時だったから、名声が日常レベルで僕の存在の中に入ってくる前にそれら全てのことを経験しなければならなかった。だから全てはそれ以前に起こったんだよ」と続けた。
そこでブラッドリーの長年の友人ウィルが、有名になる前に依存症に対処したことで「生まれ変わる」ことができたとコメント、「29歳から33歳か34歳にかけて確実にブレイクスルーを経験したよ。少なくとも、誰かの前に立って、息をし、耳を傾け話すことができるようになったからね」とブラッドリーは同意した。