日本将棋連盟は3日、愛知県名古屋市のミッドランドスクエア(トヨタ自動車株式会社名古屋オフィス内)に開設する公式対局拠点「名古屋将棋対局場」の開場日が6月22日に決定したことを発表した。
同日には、第81期順位戦A級1回戦の藤井聡太五冠―佐藤康光九段戦、B級2組の杉本昌隆八段―佐々木慎七段戦が行われる。東海地区に念願のタイトルをもたらした藤井五冠と、日本将棋連盟の現会長・佐藤九段との一戦に加え、藤井五冠の師匠である杉本八段の対局もセッティングされた。
名古屋将棋対局場は、名古屋駅から徒歩5分ほどの大型複合施設「ミッドランドスクエア」に入るトヨタ自動車名古屋オフィス内に、畳を入れて対局を実施。1日に最大7局が可能で、当面は3、4局を開催する。
愛知県瀬戸市在住の藤井竜王にとっては、対局前の移動時間が大幅に減少する念願の〝ホームグラウンド〟。最年少名人への挑戦権をかけた順位戦の課膜局でもあり、記念すべき一局の行方が注目される。