歌手テイラー・スウィフトがニューヨーク大学の卒業式でアカデミックガウンと帽子姿で挨拶を行った。ヤンキー・スタジアムを会場にパンデミック開始以来初めて学生出席で開催された卒業式に出席。アレサ・フランクリンやビリー・クリスタルもその栄誉に与ったことのあるファインアートの名誉博士号を授与されたほか、2020、21、22年度の卒業生らに祝福の言葉を送っていた。
紫の帽子とガウン姿で式の準備をする動画と共に「キャップとガウンを着るのは本当に初めて。NYU(ニューヨーク大学)後程ね」とインスタグラムに綴ったテイラー、同式典のステージでは「一番最近これぐらいのサイズのスタジアムに立った時、私はハイヒールにキラキラ光ったレオタード姿でした。今回の衣装はそれよりもずっと快適です」とスピーチしていた。
また、2012年リリースのヒットシングル『22』を引き合いに、「ここに私がいる理由は『22』という曲のせいだと9割は確信しています」と卒業生に向かって続けたテイラー、恥ずかしい出来事を恐れず生きることの大切さを訴えてもいた。「人生を振り返って、過去の恥ずかしい出来事を思い返します。人生の途中で恥ずかしい出来事が起こるのは不可避です。それを免れることはできませんので、そうしようとしないでください。私は2012年に1年間1950年代の主婦のような恰好で過ごしました」
そして若い女性として音楽業界にいることはチャレンジの連続で、若い女性の完璧なロールモデルでいない限り、ポップスターの檻の中に閉じ込められてしまうと感じていたと明かした。
さらに、自身の名前が言及されているカニエ・ウェストの2016年の曲『フェイマス』に関して、カニエと当時彼の妻だったキム・カーダシアンから、合意の約束に関して嘘をついていると非難されたことについてテイラーはこう話してもいた。「ネット上でキャンセルされた私はキャリアをほとんど失いかけました。全てのワインに関する博識を手に入れることになりましたが」