参院選出馬の生稲晃子、雨中の街頭演説デビュー「眠れませんでした」 緊張しすぎて誕生日も忘れる

杉田 康人 杉田 康人
通行人に支持を訴える生稲晃子=東京・JR大井町駅前
通行人に支持を訴える生稲晃子=東京・JR大井町駅前

 夏の参院選で東京選挙区から出馬することを表明した女優でアイドルグループ・おニャン子クラブの元メンバー、生稲晃子(54)が29日、都内各所で初の街頭演説に臨んだ。

 トレードマークというピンク色のジャンパーを羽織り、ベージュのパンツ、スニーカー姿で、JR大井町駅前に降り立ち第一声。雨が降る中、傘をささず髪を濡らしながらマイクを握った。「きょうから街頭デビューをさせていただきました。緊張して、足がガクガクしております。名字が難しいので…い・く・い・な、生稲晃子と申します。どうか覚えていただきたいと思います」と道行く人に手を振った。

 2度の乳がんを経験しながら治療と芸能活動、子育てをこなし、政府の働き方改革実現会議の民間メンバーとして仕事と治療の両立支援を提案した実績を訴え「30~40代の働きざかりの女性が、がんになりやすい。自分の活動から、人々をがんから守りたい。大きな病気になっても生きがいを持てる社会を実現したい。体力と精神力をつけて、当選するまで一生懸命頑張ります」と声を張り上げた。

 街頭デビュー後は、「かわいい~」「おニャン子の時見てました」「写真撮ってください!」との声とともにファンに囲まれ、笑顔で「ありがとうございます!」と名刺を配りながら神対応。28日は54歳の誕生日だったが「マイクを握るのはきょうが初めて。昨夜は眠れませんでした。きのうから何も食べてない。自分の誕生日を忘れていました…」と、芸能活動以上の緊張ぶりを明かした。

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