ラッパーのミーガン・ジー・スタリオンが、自身を銃撃したラッパーのトリー・レーンズから金銭による示談を持ちかけられていたという。
2020年7月に当時交際相手だったトリーから口論の末発砲され、足を負傷したミーガン。
その後トリーから沈黙と引き換えに100万ドル(約1億2800万円)をオファーされたそうだ。
『CBSモーニングス』でミーガンはこう話す。
「彼はこう言いました。『本当にすまない。どうか誰にも言わないでくれ。黙ってくれれば、100万ドルを渡す』と」と振り返る。
そして「私は、『一体何を言い出すの?今私にお金をオファーする理由は?私を助けて。すまないと思っているなら、ただ私を助けてほしい』という感じでした」と続けた。
当時ミーガンは現場に駆け付けた警官がトリーの銃を見て発砲しないかと怯えながら、数か月前に警官に拘束され殺されたジョージ・フロイドさんを思い出したという。
「私は『皆死ぬんだわ』と思いました。ジョージ・フロイドの事件が起こった直後でした。警官はまず先に必ず発砲します。取り調べはその後です」と語った。
また、初めミーガンはガラスを踏んで怪我をしたと警官に話したものの、足の手術を受ける際に事の成り行きを正直に告白。
「私たち全員を守るために嘘をつきました。あんな事を話すべきではなかったと時々思います」と悔やんだ。
この事件でトリーは半自動式の小銃を使った暴行及び車内での装填された未登録の銃器の所持による2つの重罪で告訴、またミーガンの身体へ重傷を負わせた罪にも問われている。
しかし、トリーは以前これらの訴えを否定、自身の曲『マネー・オーヴァー・フォールアウト』で「ミーガンの取り巻きが銃撃に関して俺をはめようしている」と非難していた。
同事件の裁判は9月14日から始まる予定だ。