タレントの明石家さんま(66)が16日、宮城県石巻市で、自身が企画・プロデュースしたアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の上映会に登場。渡辺歩監督(55)とのトークイベントに出演し、次回作について言及した。
さんまは、直木賞作家・西加奈子氏(44)の原作小説に感動し、吉本興業に映画化をかけあった。「すぐ会社に言ったが、5年たってやっとこさ完成した。もう二度とアニメはやりません…」と笑わせたが、映画版「ドラえもん」などのアニメ作品で知られる渡辺監督とのタッグで、もう1本作品をつくる構想があるとした。
映画化に向けて、本を読みあさっている最中だという。「構想はあるんですけど、3年かかってしまうと70歳になる。ライバルは自分自身。明石家さんまに負けたくない。これからは自分自身との戦いになる」と、次回作へ不退転の決意を見せる。
「漁港の肉子ちゃん」は、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞などを受賞。数々の海外映画祭でも、高い評価を受けた。「ちょっと遅れたんですけど、アメリカのアカデミー賞に一応出す話になって」と切り出したさんまは「もうちょっと早ければ、殴ってほしかった。ウィル・スミスに殴られたら話題になる。いや、殴られにいきます」と、米アカデミー賞での騒動をネタにしていた。