10日のゼロワン両国国技館大会の試合後、救急搬送され頚髄損傷が判明したプロレスラー大谷晋二郎の妻・江梨子さんが14日、団体を通じてファンへのメッセージを公表した。
江梨子さんは「私は、プロレスラー大谷晋二郎と結婚したのですから、今回のような状況を受け入れる覚悟はできていたつもりですが、晋二郎さんの無念さを思うと、涙が出てしまいます」と、悲痛な胸の内を明かした。
続けて「私たちは下をむかずに、前を向いて、プロレスの力を借りながら、これからも晋二郎さんを支えてまいります。皆様の温かいご声援を糧にして、頑張ってまいります。これからも、温かく見守って頂けると幸いです」とファンに呼びかけた。
全国から寄せられた声援に感謝した江梨子さんは「晋二郎さんが守り続けてきたZERO1と選手の皆さんをこれからも応援よろしくお願い申し上げます」と結んだ。
団体によると、気道確保のためICU(集中治療室)に入ってた大谷は13日、都内の病院で頚髄損傷の悪化を防ぐ手術を受けた。執刀医によると手術は成功し、14日に次の治療ステップに向け転院したという。
大谷は「旗揚げ20&21周年記念大会」となった両国大会のメーンで、ノアの杉浦貴が持つ世界ヘビー級王座に挑戦。杉浦のジャーマンスープレックスでコーナーに叩きつけられた後、動けなくなりレフェリーストップ負け。都内の病院へ救急搬送され、頚髄損傷と診断されていた。