参院東京選挙区出馬の生稲晃子、蓮舫氏との激突へ静かな闘志「頑張ります」

杉田 康人 杉田 康人
参院選出馬会見に臨み、おニャン子ポーズ風にガッツポーズを見せる生稲晃子
参院選出馬会見に臨み、おニャン子ポーズ風にガッツポーズを見せる生稲晃子

 80年代に一大ブームを巻き起こしたアイドルグループ・おニャン子クラブの元メンバーで、女優の生稲晃子(53)が6日、都内の自民党本部で会見し、夏の参院選で東京選挙区(改選6)から出馬すると表明した。自民党はこの日までに、生稲を同選挙区の公認候補として擁立することを発表。現職の朝日健太郎氏に続く2人目の候補となる。

 大激戦となる東京選挙区は、立憲民主党の蓮舫氏の地盤で、前回の2016年参院選では100万票超えのトップ当選を果たしている。おニャン子VSクラリオンガールの女性タレント出身候補が激突となるが、生稲は「蓮舫氏についてどう思う?」とのよろず~ニュースの直撃に一瞬たじろぎつつ、「一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします」と静かに闘志を燃やした。

 タレント候補との批判については「わかってないことはたくさんある。きちっと一つ一つ、学んでいかなきゃいけないことだと思っている」と真正面から受け止めた。子育てや乳がん闘病の経験、コロナ禍にあえぐ飲食店の経営を踏まえ「がん治療と仕事の両立の大変さ、飲食店が大変な状況なことも実体験として持っている。そのあたりは、政治にも生かしていけるのでは」とした。

 三原じゅん子氏や今井絵理子氏など、自民党の女性タレント出身の議員については「ずっとすごいなと思っている。ちゃんと勉強されて現在に至っている。尊敬に値する」とした。1カ月の舞台公演で、三原氏と同じ楽屋になったこともあるといい「先生をテレビとかで拝見すると、頑張っている姿がうれしかったりしています」と自身の未来と重ねた。

 〝元おニャン子〟というだけで否定された経験を明かした生稲は「おニャン子クラブという名前を汚さないように、メンバーやファンの皆様にも応援していただいて、頑張って当選したいと思っている」と誓う。おニャン子クラブ生みの親・秋元康氏にはまだ参院選出馬は未報告で、これから相談するとした。

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