「キングコング対ゴジラ」には続編企画があった!九州決戦で激突も火山爆発で消滅、人気芸人が紹介

なべやかん なべやかん
「続キングコング対ゴジラ」オリジナルのプロット台本(写真提供・なべやかん)
「続キングコング対ゴジラ」オリジナルのプロット台本(写真提供・なべやかん)

 映画「ゴジラVSコング」の続編(タイトル未定)撮影計画が報じられたを受け、お笑い芸人、プロレスラー、特撮キャラクターの収集家などマルチに活動するコラムニストのなべやかんが、日本で製作された「キングコング対ゴジラ」にも続編の企画があったことを指摘。手元にある貴重なオリジナルのプロット台本をひもとき、その伝説の映画について紹介する。

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 昨年公開された映画『ゴジラVSコング』の続編が年内にオーストラリアでスタートするというニュースが流れた。米ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズが制作。本家のゴジラをちゃんと勉強しなさいと思うようなゴジラとメカゴジラのデザインだが、怪獣が映画館のスクリーンで観られる喜びに大興奮してしまい、グッズもたくさん買っている。でも、デザインがもっと良ければ破産するくらいグッズを買っているな。

 続編は一体どうなるのか?コングジュニアが登場するのだろうか?個人的にはメカゴジラが改良され、もう少しマシなデザインで再登場してもらいたい。そして、メカゴジラに対抗してメカニコングの登場を熱望する。続編計画が途中で頓挫だけは避けて欲しい。

 1962年に日本で作られた『キングコング対ゴジラ』。実はこの作品にも続編の企画書があった。タイトル案は『続キングコング対ゴジラ』。物語は、飛行機が墜落した島に捜査隊が上陸し、その墜落機を調べると生存者がいない。ところが、赤ん坊が消えている。赤ん坊を探す為に島の奥へ進む捜査隊。赤ん坊の鳴き声がする方向へ向かうと、巨大サソリの襲撃にあうが、キングコングが登場し、巨大サソリとコングの戦いが始まる。

 その隙に赤ん坊を救出し、日本へ帰国。その頃、日本ではレジャー施設計画をしている会社が、目玉としてコングと対決し、熱海の海に落ちて死んだゴジラを引き上げ、展示する計画を立てていた。ゴジラは腐りもせず、きれいな状態。そんな時、コングが日本に向かっている情報が入って来る。コングは赤ん坊を追いかけて来たのだ。日本に上陸したら、どうしたら良いのか?

 そこで考えられたのが、ゴジラに放電でショックを与え生き返らせ、コングと対決させるという計画だ。ついにコングが上陸し、横たわるゴジラに遭遇するが、ゴジラは寝たまま。コングはゴジラを蹴ったり殴ったりするが動かなかったが、ついに動き出す。1回戦目はドローで終了。赤ん坊を鹿児島に移動するとコングが追いかけて来る。ゴジラは地底を移動し、阿蘇山休火山の火口から出現。第2戦は九州決戦となる。二大怪獣王が戦っていると、新火山が出現し大爆発を起こし、両巨頭の姿は見えなくなる。

 続編企画は『モスラ対ゴジラ』『フランケンシュタイン対地底怪獣』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の基盤になるような内容だ。

 ハリウッドでのゴジラ映画も楽しみだが、本家日本でゴジラ映画が観たいものだ。

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