松村邦洋の「鎌倉殿」解説が面白い! 大ファンの猛虎になぞらえた人物評も

福島 大輔 福島 大輔
松村邦洋
松村邦洋

タレントの松村邦洋(54)が、昨年12月に出版した著書「松村邦洋『鎌倉殿の13人』を語る」(プレジデント社)が、早くも3刷り出来となるなど、大きな話題となっている。〝芸能界ナンバーワン〟とも称される歴史通が「一番好きな時代」鎌倉を例えながら解説。三谷幸喜氏(60)脚本の22年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜、後8・00)ファンからもわかりやすいと大好評だ。このほどよろず~ニュースのインタビューに応じ、虎党らしさ全開で〝13人〟の魅力を語った。

 愛する鎌倉時代の大河を、よりわかりやすく、面白く―。22年大河の題材が鎌倉時代の北条義時(小栗旬)と発表されてから執筆を始め、約半年で書き上げたという。
 「小学6年生で見た、鎌倉時代が舞台の1979年大河ドラマ『草燃える』が好きでして。鎌倉時代はおもしろい。正義が勝つのではなく力のあるやつが勝つというのは、ちょっと野球に通ずるものがある。恨みつらみとか苦しいことも全部込みの時代」

 現在「鎌倉殿―」で放送されているのは源平合戦だが、その後に源頼朝(大泉洋)は鎌倉幕府を創設。頼朝亡き後は北条氏などによって、幕府の実権をかけたつぶし合いが繰り広げられる。「高校野球のトーナメント、アウトレイジのような世界で、バトルロワイアルのように生き残りをかけて戦い、最終的に北条家が骨組みを作って残った」とフランクに解説した。

 「平清盛がついて、頼朝がこねて、義時がいただく。この3人のドラマは面白い。(阪神歴代監督の)野村克也さん、星野仙一さん、岡田彰布さんのよう」と、虎党ならではの分析を展開。戦いに秀でながら兄・頼朝との仲は良くなかった源義経を「新庄剛志かなとは思いますね。発想が天才的だから他の人がついていけない。敬遠球でも打つ新庄のように、義経も暗黙のルールを破ったり、奇襲をしかけたり…」と表現した。

 もちろん大河ドラマも視聴中で、無名の人物にもスポットを当てる〝三谷流〟にうなる。「八重姫なんて『草燃える』に全く出てない無名。なんで新垣結衣ちゃんなんだと思ってたら、こんなに出てくるとは。他にもぽっちゃりの工藤茂光、現代なら石原都知事に『太ってるやつは戦するな』って言われそうな人が出てるのでおもしろい」と舌を巻いた。

 

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