米国のビデオゲーム会社・アタリ(ATARI)の家庭用ゲーム機「ホーム・ポン」の原型となったモデルが、このほど27万910ドル(約3300万円)で落札された。電子工学のエンジニア、アラン・アルコーンが開発したアーケードゲーム『ポン』を家庭用にした1976年発売の同機。今回のプロトタイプは1本の「ポン」チップを中心に全てが手作りとなっている。
アランはこう話す。「1975年にアタリはコイン投入のエンタメビジネスを席巻しようとする中、家庭でのビデオゲームの製作に移行していったのです。『ポン』をシリコンチップ1本で動くようにしたことで、消費者の手の届く価格での製作が可能となりました」