元りぼん漫画家がプロレスマスク姿で写真集デビュー「何これ」シュールな魅力

 四コマ漫画「へそで茶をわかす」で知られる漫画家の茶畑るり氏(44)がこのほど、プロレスマスク姿の初写真集「茶畑マスク」を発売した。茶畑氏は写真集発売という長年の夢をかなえ、「やりたいことをやってみたら、不思議なことに漫画の創作意欲も湧いてくるんです」と手応えを口にした。

 写真集は白地に黄緑色で「茶」と描かれたマスクをかぶった茶畑氏が表紙を飾り、撮り下ろしのマスクグラビアが収録された。主に地元・沼津で撮影を行い、魚市場やスナックが集まる路地裏、地下道などにマスク姿で立たずんだ。「『圧倒的”何コレ”感』というか、こんなところで何やってるんだろうという非日常感がいいと思っています」。日常と非日常が交差するシュールな世界観がふんだんに収められている。

 地元の「沼津プロレス」の運営に携わっていたところ、約10年前に急きょ、代役としてマスク姿で人前に立ったことがマスク収集のきっかけになった。現在は自らデザインしたオリジナルマスクを7枚持っている。「沼津プロレス」と同じ職人へ注文している本格仕様で、毎年コレクションが増えていくという。

 「盛り上げたり踊ったり、自分ではないものを演じられるのが楽しい」と、変身できることが魅力。マスクをかぶれば大胆なポーズも取れるようになるといい、作中では黒のキャットスーツに身を包んだ「セクシーなポーズ」も披露している。

 茶畑氏は14歳の時に少女漫画雑誌「りぼん」でデビューしたベテラン漫画家。マスク姿の写真集を出したいと思いながらも「私は漫画を30年も描いているので、何かを表現するなら漫画じゃないといけないと思っていた」と、長年制作をためらっていた。今作は「人に変だと思われるけど、自分の中でつぶさないで夢と認めてやってみよう」と昨年末に一念発起し、約1カ月半で完成にこぎつけた。現在はネットショップサービス「BASE」内のページで販売している。

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