eスポーツ「ぷよぷよ」プロ選手で最年少 19歳「ともくん」がV 史上最高額の賞金150万円獲得

松田 和城 松田 和城
優勝したともくん選手(左)と準優勝のぴぽにあ選手(右)
優勝したともくん選手(左)と準優勝のぴぽにあ選手(右)

 対戦型パズルゲーム「ぷよぷよ」のセガ公式プロ大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよファイナルズ SEASON4」が19日、都内で開催された。今期好成績を収めた実力者8人によるシーズン王者決定戦は、「ぷよぷよ」最年少プロ選手のともくん(19)が優勝。同ゲームの公式大会では史上最高額となる賞金150万円を手にした。

 前年度王者・ぴぽにあ選手との決勝戦を前に「僕の年にしたい」と意気込んだ19歳。年4度行われる大型大会「ぷよぷよチャンピオンシップ」では0勝。なかなか結果が出なかった悔しいシーズンの”精算”に挑んだ。

 決勝は10勝先取の2セットマッチ。表情ひとつ変えずにプレイを続け10ー5で1セット目を奪った。2セット目も勢いは止まらず8-4と優勝が目前に。そこからぴぽにあ選手が9-8まで怒濤(どとう)の追い上げを見せたが、振り切って10ー8で勝利。前回王者の意地に「怖かった」と振り返った通り、勝利の瞬間には表情が緩み、一気に笑顔となった。

 高校生のころから活躍していた同選手は、これまで何度も賞金を獲得。150万円の使い道について問われると「貯金です」とクールに答えた。

 大会は、昨年4回行われた「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON4」の各優勝選手と「ぷよぷよランキングポイント SEASON4」の上位プロ選手の全8人で行われた。予選は8人を4人ずつの2ブロックに分け、各ブロックで10戦先取を勝利条件にした総当たりのリーグ戦形式で実施。勝利数の多い順に順位を決定し、各ブロック1位の選手2人が決勝に進む。

 ”魔境”といわれた予選を突破したのは、Aブロックがともくん選手。Bブロックがぴぽにあ選手。それぞれ全勝突破と圧倒的な成績で予選を勝ち抜いた。「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON2」(ともくん)と「同SEASON3」(ぴぽにあ)の覇者が激突。今大会を制したともくん選手は史上初となる2度目の年間王者に輝いた。次シーズンの目標については、前人未到となるチャンピオンシップ”全勝”を宣言。ファンに向けて「賞金が出る大会の優勝はかなり久しぶりで待たせてしまいました。いつも応援ありがとうございます」と感謝を口にした。

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