約1万誌の雑誌類で最も多く表紙を飾った女性を表彰する「第8回カバーガール大賞」に人気コスプレイヤーのえなこが輝き、2位に伊織もえ、3位に篠崎こころとPPエンタープライズ(PPE)所属コスプレイヤーが上位を独占。えなこ、伊織、篠崎の3人が組む〝もえなこころ〟を表紙に起用した「少年チャンピオン」(秋田書店)の担当者が10日、PPE勢の躍進に談話を寄せた。
担当者は「1〜3位が"もえなこころ"と同事務所からのランクイン…まさに快挙ッッ!!」と同誌連載中の人気漫画「刃牙」風に感嘆。「昨年は弊誌でも"もえなこころ"に2度表紙を飾っていただきました。なかでも年末のクリスマス合併号の売上は、ありがたいことに会議で拍手が起こるほど素晴らしいものでした(笑)。えなこさんは登場の度に大反響を呼び、ソロで通算10回も表紙を飾っていただくなど、個人としての人気の高さは雑誌で証明していただいておりましたが、"もえなこころ"として集まったときのパワーも、怖いくらいというか笑ってしまうくらいというか。実感させていただきました!!」と、3人のパワーをたたえた。
グラビアアイドルを研究する綾小路秀麿さんも〝もえなこころ〟の躍進について言及。伊織の魅力を「おっとりしているように見えて、えなこさん同様プロ意識が高いことでしょうか。えなこさんともえさんは、コスプレ界の二大巨頭。ふたりのコラボはまずないと見られていたので、もえさんがえなこさんのPPエンタープライズに入った時は驚きましたが、自分やコスプレ界の飛躍のためにそのような決断ができたことはなかなかの傑物だと思いましたよ」と評価した。
その上で、よきゅーん社長がひとりで運営し、現在9人のコスプレイヤーが所属しているPPE勢の表紙シェアが、独自調査では20年の約2%から21年は約9%となったことに着目。「9人で表紙の1割弱を占めているのだから大したものです。コロナ禍による時代の激変、レイヤーへの需要急拡大の中で、ほぼ唯一供給力を持っていたのが功を奏したというか、時代に乗った感じですね。フリーだった伊織もえさんが所属した時は驚きましたが、よきゅーん社長もコスプレイヤーなので、同じレイヤーのツボを心得ていたからこそできたことなんでしょうね」とコメントした。