「ひろゆき氏を論破しパリから佐賀県に移住させよう!」9日の討論会で"勝負" 『論破王』への対策バッチリ

松田 和城 松田 和城

 佐賀県と実業家のひろゆきこと西村博之氏によるオンライン討論会「ひろゆきさんそろそろ佐賀に移住しませんか討論会」が9日に開催される。フランス・パリ在住で『論破王』の異名も取る同氏に、同県の魅力をプレゼンし移住を検討してもらおうという企画。佐賀県移住支援室主事・筒井泰地氏は「佐賀を愛するメンバーで作戦を練っています。論破しちゃいます」と意気込んだ。

 2月中旬ころから”ひろゆき対策”を始めた。観光・食・自然など「佐賀」のPRはもちろん、同氏の動画視聴に加え、妻・西村ゆか氏著作のエッセイ漫画『だんなさまよりひろゆき』を読み込むなど、さまざまな角度から対応できるよう準備を進めている。筒井氏は「どういった返しがくるかなと考えながら資料を作成しています。『(それってあなたの)感想ですよね?』と言われてしまう可能性もあるので、データなど根拠に基づいた数字を入念に用意しています」と答えた。

 イベントでは、企画コンペで提案したライター・ヨッピー氏が司会を務め、佐賀県神埼市出身のグラビアアイドル・ちとせよしの、佐賀県庁の職員らによるプレゼンが行われる。抽選で選ばれた100人のイベント参加者は、zoomで討論会を視聴しながらチャットで意見を出し佐賀県陣営をサポートする。イベントを通じて「同県の魅力」を県民には再確認、県外の参加者には認知してもらうことが狙いだ。「『佐賀県には何もない』って言いがちなので、自信をもって『いいところなんだ』って改めて認識してほしいです。また、佐賀県への移住をなんとなく考えているようなライトな層にも知ってもらうきっかけになればと思っています」と話した。

 企画発表からわずか1日で応募者は規定人数の100人に達し、総数は応募期間の3日間で200人を超えた。一方的に説明を聞くだけのような移住PRの形式ではなく、zoomチャットを通じてひろゆき氏との討論に参加できるという真新しさに興味をもった人が多いという。「私たちだけだと力不足になってくる部分もあると思うので、参加者の皆さんの熱意に押されて、ひろゆきさんを良い意味で論破できればなと思っています」と期待を寄せた。

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