NHK契約者の個人情報を不正に入手、インターネット上に投稿してNHKの業務を妨害したとして、不正競争防止法違反と威力業務妨害などの罪に、また東京都中央区議を脅迫した罪にも問われ、20日に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた「NHKに受信料を支払わない国民を守る党」党首・立花孝志氏が同日、よろず~ニュースの単独取材に応じ、NHKとのさらなる対決姿勢の強化を宣言した。
有罪判決が下された直後でも、立花氏はあくまで意気軒高。「受け止めとしては、良かったと思う」と不敵に語り、「執行猶予が付いたということは、今後も活動を続けてもいいと認められたいうことですから」と言い切った。
その上で「見方によっては、すごく悪く見えるし、本来なら、実刑になってもおかしくない罪に見える」と自身の〝罪状〟を分析。「弁護士も僕も不満なのは、執行猶予が付いた理由が(判決で)明確になっていないんですよね。NHKは被害者側のはずなのに、なぜ世間的に叩かれているのか。それはつまり、NHKのやり方に問題があるということ」と持論を展開し、「NHK側にも責任の一端があるということを明示して欲しい」と、即日控訴した理由も語った。
立花氏は判決直後、政党名を「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」から変更した。「次の次の参院選まで、3年はこの党名で変えずにいきます」と宣言。変更の理由については「今、すごく注目されているので、ちょうどいい機会だと思った『72条』についても、だいぶ浸透したと思うので」と説明し、有罪判決を逆手に取った〝戦略〟だと主張した。