藤井四冠、逆転に次ぐ逆転で大熱戦の王将戦第1局制す 史上4人目の五冠へ好発進

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
王将戦第1局を制した藤井聡太四冠(提供・日本将棋連盟)
王将戦第1局を制した藤井聡太四冠(提供・日本将棋連盟)

 将棋の藤井聡太四冠(竜王・王位・叡王・棋聖)が渡辺明王将(名人・棋王と合わせ三冠)に挑戦する第71期王将戦7番勝負の第1局2日目が10日、静岡県掛川市で指し継がれ、先手の藤井四冠が139手で勝利。史上4人目の五冠達成に向けて好スタートを切った。

 振り駒で先手番となった藤井四冠が初手2六歩と指し、戦型は相掛かりに。1日目の昼食休憩前に藤井四冠が驚きの一着を指し、渡辺王将が長考に沈むなど、序盤から見応えのある戦いとなった。

 形勢はほぼ互角のまま終盤へ。双方が持ち時間を使い果たして1分将棋となってからは、1手指すごとにAIの評価値がめまぐるしく入れ替わる大熱戦となったが、最後は藤井四冠が冷静な指し回しで優位を築き、押し切った。

 今シリーズは八大タイトルのうち、三冠保持者と四冠保持者の対局という究極の頂上決戦。藤井四冠が王将位を奪取すれば、故・大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、羽生善治九段に続く史上4人目で最年少の五冠となる。新たな記録達成に向け、令和4年の初対局を制した。

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