ユーチュバーで総合格闘家のシバターが８日、自身の公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。昨年大みそかに行われた総合格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．３３」での久保優太戦について言及し、久保を騙した手口について誇らしげに解説した。
シバターは動画で「全部説明するのは嫌なんだけどね。見てる人がさ、１から１０まで全部知りたがるのってさ、視聴者に考える余白を与えてさ、『あれはこうだったんじゃないか』って予想しながら、想像しながら見るのが格闘技やプロレスは楽しいわけだから。なんかちょっと、昨今のエンタメに触れる若者が脳死気味なところがあるなと」とコメント。その上で「とはいえ炎が大きくなっていて、僕の口から説明するのがいいだろうと」とし、その方法を詳細に語った。
前段として、当初は皇治との対戦を予定していたが、皇治が「逃げた」とし、「もういいよ、皇治じゃなかったらやる意味がないから、やりたくないよってＲＩＺＩＮに伝えてた。だけれども、ＲＩＺＩＮがどうしても、本当にどうしてもシバターさん出て下さいって、めちゃめちゃお願いしてきた」と明かした。
その結果、ＲＩＺＩＮ側から久保との対戦を打診された年、「久保はＫー１チャンピオンという肩書きもあるし、ユーチューブ、テレビでの知名度もある。相手としては結構おいしいなと。話題持って行けちゃうなと。試合が行われた時点で俺の勝ちみたいなところがあるなと」と、その気になったという。
一方で久保について「戦う相手としてはかなり分が悪いなと思ってた。実績もすごいからね」と苦戦を覚悟し、「考えに考え抜いた結果、相手を油断させようと考えた」告白。まずは棄権をちらつかせた上で、インスタグラムで久保に連絡しＬＩＮＥを交換。その後はＬＩＮＥ電話などでやりとりした。「電話でやり取りがあったのはみなさんがどこかで聞いている通りでございます」と、流出した音声が本物であることも認めた。
久保に対しては、ＲＩＺＩＮ側も台本を承知し、認めていること、過去の試合も台本通りだったと、ウソを連発。正式決定をギリギリまで引っ張ったことについては「誓約書を書いたら、マジで詐欺になっちゃう。口約束なんて約束じゃないからさ」と、戦略であったことを強調した。
実際の試合では、久保がカーフキックを連発したことに「削りに来ているな、こいつ。調子に乗っているなと思った」とも発言。最終的には「いろんな人が汚いだの、スポーツマンシップに反するだの言ってはおりますが、正直、何の駆け引きなしでガチンコで勝負したら、勝率１０％もなかったと思います」「正直、ＲＩＺＩＮにも結構イライラしていたし、ＲＩＺＩＮも全部含めてペテンにかけて食ってやりたかったという気持ちがあったんで、一世一代の大ブラフをかましてやった」と誇った。
締めくくりには「久保優太、今回のケンカは完全にお前の負けだよ。ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ！」と久保に追い打ちの一言。「文句ある人はコメント欄、ＳＮＳに書き込んで、炎上の火を絶やさないよう盛り上げて下さい」と、ヒールとしてのスタイルを貫いた。
