超大物俳優 元アシスタントをクレジットカード不正利用で告発 損害賠償7億円

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ロバート・デ・ニーロ
ロバート・デ・ニーロ

 ロバート・デ・ニーロ(78)が、元アシスタントによる会社のクレジットカード不正利用を告発した。デ・ニーロは、元従業員グラハム・チェイス・ロビンソンに、仕事とは関係のない豪華なホテルの部屋や贅沢な食事に会社のクレジット口座を悪用した疑いで600万ドル(約7億円)の損害賠償を求めている。

 新たに提出された裁判文書の中には、デ・ニーロの製作会社カナル・プロダクションズで個人秘書から製作・財務担当副社長へ昇進後に退職したロビンソン宛てに、弁護士からの2019年の手紙が掲載。ロビンソンがクレジットカードで購入したと考えられるものの詳細が記されている。

 RadarOnline.comによると、その手紙の中で「ボブ(デ・ニーロ)への先日のメールに対して返信するよう依頼されました。ボブはあなたとのコミュニケーションを望んでいないとの事をご了承ください。従って、この件に関する連絡は私に直接お願いいたします」と弁護士は綴り、ロビンソンが4年間も浪費を続け、会社のクレジットカードを使って、食事、ウーバーの利用、ドッグシッター、食料品、カメラ、iPhone、ピラティスのクラス、クリーニング、花などを購入したと非難。また小口現金を「支給」していたとも言われている。

 さらに、2年間で30万ドル(約3500万円)相当の700万以上のデルタ航空のスカイマイルを変換し、300万を個人的な旅行に使い、さらに450万を個人口座に移したとして告発。ロビンソンがロンドンでの休暇中、タクシー利用や食事に同会社のクレジットカードを不正に使用したと主張している。

 一方、ロビンソンは、クレジットカードの不正利用を否定しており、記載されている買い物をすべて行ったかどうか不当であるとし、また、元雇用主であるデ・ニーロを男女差別で起訴。1200万ドル(約14億円)を要求している。自身の裁判文書で、デ・ニーロから「敵対的、虐待的、威圧的」な態度で話しかけられるという有害な職場環境を強いられたと主張している。

 両訴訟は現在進行中だ。

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