ユーチュバーで総合格闘家のシバターが5日、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。昨年大みそかに行われた総合格闘技イベント「RIZIN.33」をめぐる一連の騒動について、挑発的な謝罪を行った上で、総合格闘技からの引退を宣言した。
この試合に関しては、シバターから久保に向けて、「1ラウンド目は本気でやらずに軽く流して、2ラウンド目からお互い本気でやりましょう」などと提案するLINE画面のスクリーンショットが流出。物議を醸していた。久保は4日、自身の公式YouTubeチャンネルで、シバターからの〝ヤラセ依頼〟を暴露して謝罪していた。
シバターは冒頭、沈痛な表情ながら「大会が終わってから、話題に上るのは私、シバターと久保優太選手の試合の話ばかりですね」と冗談めかした口調で語り、「RIZINの主役になってしまい、誠に申し訳ございませんでした。完全にRIZINを食ってしまいました。久保優太さんを食うどころか、RIZINそのものを食ってしまいました」と皮肉タップリに謝罪した。
その後も「僕みたいな色物の試合がフューチャーされて、いつまでもいつまでも語られる、RIZINさんもそれは望んでなかったはずなんです。だけども主役になってしまいました」「格闘技業界が悩んでいると思います。使ってはいけないけど、使うと効果絶大」「ユーチューバー、シバターを使うと、どうしてもそうなってしまうんです。申し訳ありません、影響力が大きくて」と、あくまで〝自分上げ〟に徹した。
また、自身との対戦が流れた皇治について「裏MVPは皇治さんだと思うんです、選びに選んで、逃げに逃げまくって決まった相手に、金的、バッティングを食らわした上にフルマークで負けるという、120点の試合をしたのに、誰も話題にしていない」「格闘技の実力こそないものの、危機回避能力はすごいですね。戦えば確実にシバターが勝ちます」などと〝放言〟を続けた。
締めくくりに「今回、格闘技界を引っかき回しすぎました。たくさんの大御所の方、ファイターの方からお叱りの動画が上げられまして私も考えるところがあります」とした上で、「今回の試合を持ちまして、総合格闘技は引退しようと思います。プロレスはやりたい試合があればたまに出ようと思うんですが、総合格闘技の試合はこれにて引退。責任を取りましてこれで終わりにしたいと思います」と宣言。「これからプロゴルファーを目指したいと思います。この場を借りて、私のゴルフのスポンサーになって下さる企業を募集したいと思います」と、最後までふざけた口調でやりたい放題だった。