故2パック(2Pac)の手書きの詩がオークションに登場した。『オール・アイ・ワズ・ルッキン・フォー』と題されたその詩は、セレブリティの思い出の品を専門とするオンラインオークションサイトであるモーメンツ・イン・タイムから出品。25歳の若さで亡くなった2パックが生前、シミという名の恋人に宛てて書いたものとされていおり、ヒット曲『オール・アイズ・オン・ミー』のもとになったと言われている。
「ロミオにはジュリエットがいた。サムソンにはデリラ。天国には地獄。水には炎。だが俺は一人きりで人生を歩く。純粋な何かを見つけようと。そしてある女が現れた。真に俺が探し求めていたものだった」と情熱的な文が綴られたその手紙は1995年8月26日に書かれたもので、翌年に2パックは凶弾に倒れる事となる。
同アイテムは現在9万5000ドル(約1100万円)から入札受付中だ。そんな2パックに関しては2年前、こちらも恋人だったマドンナが、破局時に送られたラブレターに関する上訴を棄却されていた。
オンラインオークションサイトのゴッタ・ハブ・イット!コレクティブルス、そして友人だったアートコンサルタントで出品者のダーレン・ルッツを訴えていたマドンナだが、その手紙の内容は、人種の違いから2人の交際が自分のキャリアを危うくしてしまうという2パックからの関係の終わりを求める手紙だった。
当時ニューヨーク州上訴裁判所は、ルッツと同オークション会社によるその手紙及び本人のシルクの下着や髪の毛付きのヘアブラシといったアイテムの販売に関して、マドンナに止める権利はないとの判決を下していた。