俳優トム・フェルトン(34)が、自身についてグーグルで検索することを母親に禁止しているそうだ。「ハリー・ポッター」シリーズのドラコ・マルフォイ役で有名となり、インスタグラムでおよそ1100万人のフォロワーを持つトムは、母親シャロンが息子について何かネガティブなことを発見するかもしれないことを危惧し、ネット検索をさせないようにしているという。
トムはソーシャルメディアについて、こう話す。「すごく影響を受けてしまうからね。できる限りのことをしようとしているよ。20年前にこの作品を作った時には、当然ながらソーシャルメディアはなかった」「だから、全く何もなかった。それが突然、ありとあらゆる言葉を入力できる世界になってしまって。だから母親には僕をググることを禁止したんだ」
そんなトムは、街中で注目を集めることはあまりないそうで、スクエア・マイル誌に「僕は両方の世界のいいとこ取りをしているんだ。地下鉄にもバスにも乗るし、公園で犬の散歩もする。先日、エマ(ワトソン、ハーマイオニー役)と会ったけど、彼女は10年前と全く変わらない姿だったよ。彼女は注目されずにいられない。僕は多くの人が 『あれ誰だっけ?』と囁いている感じだね」と、人に見つかっても誰だか分からずじまいなこともあると語る。
一方、同シリーズの最初の2作の監督を務めたクリス・コロンバスは、ワーナー・ブラザースの上層部がトムを主役にしたがっていたものの、トムは悪役を演じる方が最適だと「分かっていた」と最近明かしていた。「トムは素晴らしい俳優だから、髪を染めて、傷をつけて、眼鏡をかけて見てみようと我々は考えました」「(読み合わせで)トムは素晴らしいハリー・ポッターを演じてくれた。問題は、11歳か12歳の子供だと、髪の毛が染められているかどうかは、すぐに分かるということでした」「トムはマルフォイがとても上手でした。それを見逃すわけにはいかなかったのです。だから彼はマルフォイを演じるべきだと思いました」