『FF7R』 表参道で獣「レッドXIII」の大迫力映像公開 クラウドでない理由、続編との関係性は?

松田 和城 松田 和城

 スクウェア・エニックスは、人気ゲーム「FINAL FANTASY VII REMAKE(FF7R)」ら対象作品の期間限定セールを記念して、東京の「表参道ヒットビジョン」で20日から「レッドXIII巨大3D映像」を公開している。同社の宣伝担当が、取材に応じた。

 街頭ビジョンでは同作に登場し、人の言葉を操る赤毛の獣・レッドXIIIが、巨大複合企業「神羅カンパニー」の追手から迫力満点に逃げ回る姿や、おもちゃで遊んだりする少しおちゃめな姿が約1分にわたり映し出されている。映像はスクウェア・エニックスイメージ・スタジオ部によって制作。L字型ビジョンを利用した錯視効果により裸眼で3D映像が体験できる。

 担当者は、クラウドやセフィロスなど、同作の数ある人気キャラクターの中からレッドXIIIを起用した理由について「街頭ビジョンにおける3D映像を考えた時に、クラウドといった人間のキャラクターよりも、レッドXIIIのような獣の方がリアルさや臨場感を一層感じられ、3Dに向いていると考えたためです」と明かした。また、モニターが横に長いため「4足歩行のレッドXIIIであれば、画面を目いっぱい使って全身を大きく映し、様々な動きを大胆にさせることができます」と説明した。

 「FINAL FANTASY VII」は、1997年に発売され、壮大で感動的な物語や魅力的なキャラクター、当時最先端の技術を駆使した映像が多くの人を魅了し、これまでに1330万本以上の世界累計販売本数を記録している。

 リメーク版である「FF7R」は20年4月に発売。21年6月には、PS5向けに新規エピソードDLCを追加した「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」を発売した。リメーク版から約1年半以上が経過し、ファンからは続編の期待も寄せられている。担当者は同企画について「キャンペーンの一環であり、続編には関係ございません」とコメントした。

 映像は、22年1月2日まで公開する予定。現地では、国内外問わず、スマホやデジタルカメラを手に映像を撮影するファンの姿が見受けられた。家族とともに映像を撮影していた米国カリフォルニア州出身の男性は、「友達から教えてもらって来た。リメーク版からこのゲームを知って好きになったんだ」と笑顔で話した。

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