高須クリニックの高須克弥院長(76)が「右打ちなう」などとパチンコ機の演出映像に出演している動画がツイッター上などで拡散され、そのユーモア全開ぶりが話題を呼んでいる。「Pyes!高須クリニック~超整形BLACK~」を企画した遊技機メーカー豊丸産業の担当者は「高須院長は面白いと思ったら何でもyes!なので非常にやりやすかったです」と制作秘話を明かした。
「Pyes!高須クリニック―」は、22年2月頃からパチンコ店に導入予定の新機種。コミカルな動きの高須院長が液晶画面上でゲームを盛り上げる。リーチ演出では、アラブ衣装の男性キャラクターが整形手術を依頼するために高須氏のSNSを「大炎上」させるパロディーのほか、高須氏がヘリコプターに搭乗したおなじみのクリニックCM映像などが流れる。
「最強の大チャンス」という「院長面談」の演出映像は、高須氏が遊技者を「支援」するストーリー。東京・赤坂にあるクリニックの院長室で撮影された。担当者は「全身がんに冒されているとお伺いしておりましたが、撮影時の院長は体調も良さそうで体のキレもよくノリノリで撮影に応じていただいた」と振り返った。「撮影時にツイッターで『パチンコの撮影中なう』とつぶやいてしまい、慌てて火消しに走ったのを覚えています」と、高須氏がコラボをフライング発表してしまうハプニングもあったという。
豊丸産業はこれまでも、人気フードチェーン「餃子の王将」や「すしざんまい」とのコラボレーション機を制作。高須クリニックとのコラボ発表を受け、ファンからは「変態メーカー」「さすが」などと奇想天外な異業種コラボを歓迎する声が寄せられた。同担当者は「今後も皆さまの期待に応える機種開発を行っていければ」と意気込んだ。