アメリカのある図書館の本が110年の時を経て返却された。1907年に出版された米小説家ケイト・ダグラス・ウィギンの「レベッカの青春」で、1911年11月8日にアイダホ州ボイジにあるボイジ・カーネギー図書館で貸出され、行方が分からなくなっていた。
同書はボイジ公立図書館の本館に匿名で返却されたそうで、貸出記録が100年以上空いている事が判明、1世紀以上の間どこにあったのかは分からずじまいに終わるようだ。
同図書館で働くアン・マリー・マーティンさんは「受付デスクはかなり古いものであることに気づきましたが、現在の貸出票があるわけではないので、詳しく調べることになりました。100年、110年が過ぎた後に返却された本を見た人はここにはいないと思います。詳しい事情を知ることができれば素晴らしいですが、歴史の中のミステリーっていうところでしょうか」と話した。