謝罪のプロ、木下氏の都議辞職会見「0点です」 服装&内容も「失敗」

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 会見の冒頭で頭を下げる木下富美子都議=22日
 会見の冒頭で頭を下げる木下富美子都議=22日

 東京都議選の期間中に無免許で事故を起こしたが、隠したまま当選した木下富美子氏が22日、東京都庁で会見を開き、議員辞職を発表した。約1時間半の会見で木下氏は謝罪や自身の主張を語った。

 23日のフジテレビ系「めざまし8」では“謝罪のプロ”と言われる政治家コンサルタント・鈴鹿久美子氏が出演。木下氏の会見を採点した。

 辞職会見での木下氏は黒のインナーに紺のジャケット姿。鈴鹿氏は「どうして白を着てこなかったのかなと思います」と首をかしげた。「パリッとしたものを着ることで、白さ、潔白さ、うそをついていないという印象を作るには最高なんですけれども。白い襟付きのシャツを着るのが基本中の基本ですから」とイメージ戦略として「白」の重要さを説いた。

 木下氏が会見の冒頭で、辞職の理由について父親の体調などを挙げたことにも「情状酌量を求めているような印象でしたね。大変だったと思いますけど『ここで最初にこれを言うのかな』という違和感がありました」とした。木下氏が自身の実績を約5分間語り続けた点も「聞いてて『まだ言うの、それ』って思いました。こんなにアピールするのかと、ちょっとげんなりしました」とあきれるように語った。

 最後は「木下さんの今後の人生のための記者会見だったとしたら0点だったと思います。残念です、とても」と厳しかった。鈴鹿氏は、謝罪会見を「次の人生の新しい一歩を築くためのチャンスの場」と定義。「許してもらう土壌」を作る場にすることも可能だったが「今回は失敗したと思います」とバッサリだった。

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