ほぼ100年前のクレーンゲーム 歴史的な稼働光景が話題「ちょっと手入れしましたら、動きました」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「100年近く前のクレーンゲーム機
ヤフオクで入手後、ちょっと手入れしましたら、動きました」

ほぼ100年前のクレーンゲームが稼働する光景をおさめた動画がSNS上で大きな注目を集めている。この動画を投稿したのは大阪市のゲームセンター、エレメカ研究所 (@elemecalabo)

このクレーンゲームは電動ではなく、手でハンドルを回し続けるとランダムな場所でクレーンが降りる。おそらく、1930年代初頭に製造された「Erie Digger」と呼ばれるモデルではないかということだ。時代を超えて見る者を魅了するそのワクワク感に、SNSユーザー達からは

「え?百年前?1920-1930という文字が見えるので、大正の頃に作られたものですかね?
50年ぐらい前に遊んだ記憶があります。
戦後に作られた物だと思ってましたが、もっと古い歴史があったのですね。」

「『ミッキーマウスとドナルドダック』でゲームセンターの回があったけど、それでこれをやってたなぁ。
パークのバザールにもこういうのをモチーフにしたところ、あったよね。」

「これ子供の頃に何度か遊んだことある。
100年も前の製品なのか〜」

など数々のコメントが寄せられている。

エレメカ研究所の店主の方にお話を聞いた。

中将タカノリ(以下「中将」):このクレーンゲームは入手された時はどのような状態だったのでしょうか?

エレメカ研究所:入手直後は最近の25セント硬貨がコインセレクター内部で数枚詰まっておりました。内蔵コインセレクターは一昔前のタイプでした。景品取り出し口は塞がれており、内部にクモの巣と数匹のくもの死骸があり、ここ数年は飾り状態だった様です。ですが、修理と言えるのはゲーム開始棒の微調整だけでした。

中将:実際にご自身でプレイされてみたご感想はいかがでしょうか?

エレメカ研究所:クレーンが上がったり、回ったり掴んだりする動きが全て手動器械仕掛けなので見ごたえがあります。感動しきりです。

中将:導入後のお客さんの反響はいかがでしょうか?

エレメカ研究所:SNSの反応のおかげで 動作をじっくり ゆっくり 見られて研究している感じです。
◇ ◇

このクレーンゲームは現在、エレメカ研究所で実際にプレイすることができる。今もゲームセンターの花形として活躍するクレーンゲームの最初期の機体に触れることができるなんで、もはや歴史的体験!ご興味のある方はぜひお店に足を運んでいただきたい。

エレメカ研究所

「ただいま昔デパートの屋上にあった様なゲームが40台で営業中です」(店主談)
所在地:大阪市北区中崎町1-6-36
サクラビル1階かいせい保育園側
営業時間:ほぼ毎日 12時〜17時営業

Twitterアカウント:https://twitter.com/elemecalabo

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