ヒラリー・スワンク(47)が全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の健康保険に関する訴訟で示談に応じた。昨年9月、卵巣のう腫の治療代の支払いを拒否されたことを受け、「時代遅れで野蛮」な健康保険を巡り同組合の評議員会を訴えていた。
ヒラリーは2008年、卵巣のう腫の診断を受け「左の卵巣が損傷していたことから、緊急手術で摘出した」そうで、7年後の15年に、同保険が治療代の支払いを拒否したことで訴えていた。
しかしながら、ブルームバーグ・ローによると、先週両者は示談に同意、カリフォルニア州地方裁判所に申請したという。その内容に関しては公表されていない。
当初ヒラリーは、「将来受胎する能力を保つ治療」を受けていた時にそれを拒否されたと説明、法廷書類では、「選択肢を残しておくというヒラリーの決断に対し、評議員会は『不妊治療』が保険対象外となっていることを指摘、卵巣を健康に保つことの唯一の目的が子供を作るという見解を示した」「このことは、女性の唯一の目的は、特に彼女の卵巣は子供を作ることなのかというショッキングな時代遅れの問いに触れるものです」
18年に実業家フィリップ・シュナイダーと結婚したヒラリーは不妊治療の給付金を求めたのではなく、同症状の治療に対する給付金のみを求めたと続けている。
当時ヒラリーは、「女性の卵巣のう腫の健康問題に対する健康保険会社の対応に疲れ果てました」「保険内容は時代遅れで野蛮、主として女性の内臓の役割は単に子供を作ることだという見解を持っている」と声明を発表していた。�