テレビ朝日の東京五輪番組担当スタッフ10人が、緊急事態宣言下の8日夜、都内で五輪打ち上げ名目の飲酒を行い、うち1人が店の外に転落し負傷して緊急搬送されていたことが10日、分かった。同局が公表した。
同局によると、10人はスポーツ局の社員6人と社外スタッフ4人。8日夜、緊急事態宣言下にも関わらず、東京・渋谷での飲食店で、打ち上げ名目の飲酒を伴う宴席を開催。日付をまたいで9日未明に退店する際、スポーツ局社員1人が誤って店の外に転落し、負傷して緊急搬送されたという。搬送された社員は足を負傷しており現在入院中で、詳細は確認中。
同局は報道各社へ向けた文書で、「従前より、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から宴席などを禁ずる社内ルールを設け、その遵守を徹底して参りました」としつつ、「この度、不要不急の外出等の自粛を呼びかける立場にありながら著しく自覚を欠く行動があったことは大変遺憾であり、深く反省しています」「関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び致します」と謝罪した。