ジャーナリストの青木理氏が8日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、東京五輪の閉幕に「重い気分になる」と心境を語った。
新型コロナウイルスの感染拡大について「日本はケタ違いの状況になってる。デルタ株の驚異に加えて、政府がロクな対策をとらないでオリンピックを強行した影響は大きい」と批判した。医療がひっ迫する状況が予測されていたのに「対処ができていない」とした。
東京五輪については「日本国内の差別、人権、歴史認識の問題も次々に噴出した」と指摘。五輪を「お祭り」と表現し「いやなことがあると忘れたくて夢中なるというのもわからないでもない。ただ、このお祭りもきょうで終わりです」と皮肉を込めて語った。
コロナ対策など「お祭り」の後には現実が待っていると明言。「(諸問題という)がれきを片付けなきゃいけない、できるんでしょうかっていうような重い気分になる」と表情を曇らせた。