「本当にちいかわの森にいるみたいだった」ちいかわキャラ勢揃い“癒やしの空間”

松田 和城 松田 和城

 人気キャラクター“ちいかわ”の大型展覧会「ちいかわの森」が6月4日から、都内の池袋PARCOで開催されている。ちいかわの世界観を表現した様々なブースが会場に訪れた人を夢中にさせている。

 

「芝生がふわふわしてて本当にちいかわの森にいるみたいだった」と、充実した表情でデートで訪れた女性は話した。同展覧会のテーマは「ちいかわの世界観の再現」。各ブースがストーリー仕立てで構成されており、展示物のイラストや漫画は、同イベントのために大半をナガノ氏が特別に描き下ろした。 来場者は展開される物語に没入しながら、写真撮影を楽しんでいた。作中の草むしり体験ができるゲームコーナーでは、両手を広げ体全体を使い画面をタッチする男性の姿があった。 出口付近のメッセージボードは、お気に入りのキャラクターのイラストやコメントで彩られていた。

 ちいかわはイラストレーターのナガノ氏によって描かれるキャラクター、および漫画作品。ツイッターで掲載される漫画は1万リツイートを越えることが多く、高い人気を誇っている。正式名称は“なんか小さくてかわいいやつ”。

 女性を中心に高い人気を誇る同キャラクターだが、カップルや家族連れの姿も多く見受けられた。「彼女や子供たちが“ちいかわ”のLINEスタンプを使用することで影響を受けた彼氏や親が多いのでは」と同イベント担当者は推測する。彼女の影響でハマったという冒頭のカップルの男性は「彼女が行きたいと言って一緒に来た。カメラマン役です」と購入したグッズを片手に笑顔をみせた。

 昨年夏頃から同展覧会の企画が進んだという。担当者は「FRP(立体フォトスポット合計7体)の制作がタイトなスケジュールでしたので大変でした」と振り返った。また6種類ものブースがあることから「過去に開催された他の展覧会よりも、コンテンツが充実している」と自信をみせた。

 連日の大盛況が続いている同展。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、来場者数を制限しているため、10日からオンライン展示もスタートした。

 同展覧会は6月27日まで。その後、7月3日から同25日まで札幌PARCO、7月30日から8月23日まで名古屋で巡回予定となっている。

 展覧会の写真全20枚はこちら

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