『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の国内興行収入が400億円を突破し、全世界での総興行収入が約517億円に達したことが24日、分かった。配給のアニプレックスの発表によると、国内の累計来場者数は数2896万6806人、歴代1位更新を重ねる興行収入は400億1694万2050円を記録。4月23日に4DX・IMAXを含む約1600館で公開となった米国では、5月21日までに累計推定来場者数約351万人、興行収入43956487ドル(約47.8億円)となっている。
海外でも「鬼滅の刃」熱は高まり、今日までに米国、台湾、香港、オーストラリア、中南米など45の国と地域で上映が行われた。日本を含めた全世界での累計来場者数は約4135万人、総興行収入は約517 億円を記録。今後は英国、アイルランド、オランダ、トルコ等での公開も予定されている。
吾峠呼世晴により「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された原作は、単行本全23巻の累計発行部数が1億5000万部を突破。テレビアニメは2019年4月より放送が開始され、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊し、人と鬼との壮絶な戦い、その切ない物語、技術の粋を集めたアニメ作画が話題を呼んだ。
◆興行成績が確認できている海外の国と地域は以下の通り
台湾、香港、マカオ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイ、ラオス、カンボジア、マレーシア、ブルネイ、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、フィンランド、スペイン、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、コロンビア、アルゼンチン、ブラジル、プエルトリコ、トリニダード・トバゴ、ドミニカ共和国、アメリカ、カナダ、アイスランド、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、オマーン、エジプト、クウェート、バーレーン、イラク、フランス、ルクセンブルク、ロシア、デンマーク
◆主な公開実績
日本(一般公開20年10月16日)興行収入約400億円、動員数約2896万人
台湾・香港・マカオ(20年10月30日)約29.1億円、約335万人、台湾ではアニメ映画歴代最高興収
東南アジア(20年11月12日)約7.7億円、約154万人、シンガポールでは日本アニメ映画の歴代最高興収を記録
韓国(21年1月27日)約18.6億円、約200万人、17週連続で興収トップ5入り
豪州・ニュージーランド(21年3月18日)約4.2億円、約37万人、公開初週の興収ランキング1位
中南米(21年4月22日)約4億円、約97万人、メキシコをはじめとする10か国およびカリブ海地域にて好評上映中
欧州(21年4月22日)約3.5億円、約52万人、スペインで初週興収ランキング1位
米国・カナダ(21年4月23日)約48.2億円、約353万人、米国では外国語映画のオープニング興行成績 歴代1位
中東・アフリカ(21年5月12日)約1.7億円、約11万人、同地域で公開された日本アニメ映画の歴代最高興収を記録