ジェームズ・ガン監督のDC映画新作『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』は、1970年代の戦争犯罪映画の数々から大きなインスピレーションを得ているという。プロデューサーのピーター・サフランが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のガン監督による同新作の方向性について明かした。
DCコミックス『スーサイド・スクワッド』を基にデヴィッド・エアー監督が手掛けた2016年作に関連してはいるものの直接的なリブート版や続編ではない同新作について、サフランは英トータル・フィルム誌にこう話す。「これはジェームズ・ガン監督バージョンの『スーサイド・スクワッド』です。『特攻大作戦』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が合わさったようなものです」「映画会社がジェームズと共にこれを作ることにとても乗り気だったのは、彼がコメディや心情、アクションや見た目といった素晴らしいものを持ち込んでくるからです」「彼はこの映画に対して非常に具体的なビジョンを持っていて、最初から1970年代の戦争犯罪映画のようにすると売り込んできました」
ガン監督はそのコメントに同意し、「ドジな大悪党兵士」を集めてチームを組むというアイディアを気に入っているとして、こう続けた。「私は『特攻大作戦』が大好きです、ずっとね。悪役が善良になるとか、自分の中の善を見出すヒントを得るといった、救われる話がいつも好きです」「コミック作家のジョン・オストランダーによる(1980年代の)『スーサイド・スクワッド』オリジナル版が凄く好きです」「このチームの基本要素が気に入ったんですよ。アメリカ政府の秘密工作ミッションで、B級の大悪党が利用されるというのです」「実際のセットを組んで節約できる時でも、結局いつもCG セットにお金をかけてしまうから、『ワーナー・ブラザースで今までやった中で、一番大きなセットを作ってしまおう!』ってことにしたんです。実践的な感覚が好きですね」