米国の大物音楽プロデューサー兼ラッパーで、グラミー賞を6回受賞しているドクター・ドレーが、離婚調停における妻の担当弁護士費用として、50万ドル(約5500万円)の支払いを裁判所から命じられた。1996年にドレーと結婚したニコール・ヤングは、月200万ドル(約2.2億円)の扶養手当のほか、500万ドル(約5.4億円)の弁護士費用の支払いを求めていた。
これに対し27日(火)に行われた審問でロサンゼルス上級裁判所のマイケル・パウエル判事は、ドレーに弁護料として50万ドルを10日以内に支払うことを命じた一方で、扶養手当については7月8日に予定されている次の審問で決定するとした。
ドレー側は、ニコールの月々の出費を賄うことで合意しているほか、ニコールが住むマリブの自宅の住宅ローンについても支払いを続けていくというが、警備費については負担しないとしている。
今年の1月、ドレーは4月24日までの期間、扶養手当として200万ドルを支払うことに合意していた。ニコール側は月200万ドル以上を求めていたものの、ドレーの弁護団は破局以来、ドレーが自主的にニコールの出費を負担してきていることを主張していた。その際に、ニコールは弁護士費用として500万ドル(約5.5億円)を求めていた。ドレーは昨年の6月まで正式に離婚届は出されていなかったものの、すでに100万ドル(約1.1億円)を自主的に負担しているとアピールしていた。