プロレスデビューのSKE荒井優希が公開練習 不安は筋力不足 コスチュームは「お楽しみに」

福島 大輔 福島 大輔

 5月4日の東京・後楽園ホール大会でプロレスデビューを果たす、アイドルグループ・SKE48の荒井優希(22)が28日、都内のDDTプロレス道場で公開練習を実施。特技のバレエを生かした必殺技「かかと落とし」などを披露した。

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、大会は無観客での開催が決定。荒井は「応援して下さる皆さんが近くにいないのは寂しいですが、配信はあるし、大会は行われる。そのことに感謝して、画面の向こうの皆さんにも届くぐらい、精いっぱい力強くリングに立ちたいです」と宣言した。

 アイドル活動とプロレスを両立するため、SKEの拠点である名古屋と東京を行き来する毎日。練習時間は十分に確保できていないという。「よくスタッフさんや(SKEの)メンバーからも『練習きつくないの?』と聞かれるんですけど、練習がしんどいことよりも、練習する時間がないことに焦っていて…」と心境を吐露しつつ、「限られた活動になっているんですが、その中でどれくらいの力を出せるか。練習自体はすごく楽しいです」と笑顔で話した。

 荒井は2018年、AKB48グループのメンバーが女子プロレスラー役を演じたテレビ朝日系ドラマ「豆腐プロレス」に出演。当時のコーチから「バレエをやっていたので、足が高く上がるということで」と、かかと落としを必殺技にすることを勧められたという。

 一方で「筋トレをしたことない人だった」と、不安要素も口に。「豆腐プロレス」当時は後方受け身も取れず、現在も倒立ができないという。「あくまで『アイドルがプロレスをやってる』という感じだったし、できないことがあったら『やめていいよ』と甘やかされていた」と振り返った。

 その上で「今回は、本当に『プロレス』の中に私が入っている。妥協していたことやできなかったことが、ガッツでできるようになった。〝本気〟ってすごいなと思いました」と手応えを口に。「私のために時間を取ってもらってるし、私がやらないと前に進まないという危機感もあります」と表情を引き締めた。

 プロレスとアイドルの共通点については「結構似てるなって感じるところも多くて。女子がたくさんいるということもそうですし、本気で活動に向き合っているというのも同じ。。メンバーが1人1人、本気で戦っているいろんなことと戦っている活動なので、私自身、すごくやりやすいなと思います」と説明。試合で対戦する、元アイドルグループ・LinQの伊藤麻希には、今月21日の会見で「SKEの肩書に救われてるヤツにしか見えない」と批判されただけに、「アイドルしてる時には絶対言われないことだから、私自身、動揺しましたし、ファンの方も『悔しいね』って言ってくれた」とし、「みんなの気持ちを持ってリングに上がらないといけない」と強い意気込みを示した。

 デビューまで1週間となった心境を問われると、「正直、不安が本当に大きくて…。SKEに入って8年になるんですが、久しぶりに『デビュー』って言葉も聞いたし、初心に戻りました」と告白。「SKEに入った時ぐらいに不安なんですが、リングに立っちゃえば大丈夫かなと」と前を向いた。

 注目されるコスチュームについては「SKEの衣装は、自分で『こういうものが着たい』と言えることがないんで、今回初めて私の着たいものを着れる。『こんなに(希望を)言ってもいいんだ』と驚きました」とニッコリ。「『豆腐プロレス』から引き継いでいるものもあるし、変わったところもある。すごくかわいいものを用意してもらったので、楽しみにしていて下さい」と予告した。

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