モナコ公国のアルベール2世大公(63)が、ヘンリー王子夫妻のインタビューについて言及した。同公は2人が英国王室との問題について発言したい気持ちは理解できるものの、それを公共の電波で言った事に「苛立ちを覚えた」と認め、エリザベス女王やチャールズ皇太子に個人的に話すべきだったとしている。
BBCワールドニュースにリモート出演した同公はキャスターのヤルダ・ハキムにこう話す。「誰かの立場になるのは非常に困難なことです。彼らが重圧を感じていたことは理解できます。しかしこういった不満を公にする、少なくともこういった会話はプライベートに家族間でもたれるべきです」「あのように公共の場で展開する必要はありません。私は少し苛立ちを覚えました。彼らの言いたいこともわかりますが、そういった議論に適切な場ではなかったと思います」
そして同夫妻へのアドバイスはあるかと問われ、「彼らの幸せを祈りますが、外の世界は大変です。正しい選択をする判断力と知恵を王子が備えていることを願います」と同公は続けた。
先日のオプラ・ウィンフリーのインタビューで、メーガン妃は名前こそ明かさなかったものの、英王室のメンバーから妊娠中、生まれてくる子供の肌の色を懸念されたと明かしていた。そして、王室の主要メンバーだった期間、自分は「沈黙させられていた」と同妃は続け、更にヘンリー王子との関係や王室内での自身の役割などに関して公に詮索されている間、自殺も脳裏によぎったと告白していた。
一方の英王室は同インタビュー放送後、エリザベス女王が声明を発表、「ヘンリーとメーガンにとってのここ数年がどれだけ苦難なものだったのかを知り、家族全員が悲しんでいます。挙げられた問題の中でも特に人種に関しては由々しきことです。異なる記憶があるかもしれませんが、深刻に受け止め、家族間で対処していく予定です。ヘンリー、メーガン、アーチーはいつまでも愛される家族の一員であり続けます」と綴られていた。