ザ・ウィークエンド グラミー賞はこちらから願い下げ!ボイコット宣言

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ザ・ウィークエンド
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 歌手のザ・ウィークエンドは、グラミー賞に金輪際参加しないそうだ。批評的にも成功を収めたアルバム『アフター・アワーズ』が、今年の同アワードでノミネート無しに終わった件で、以前にも不服の声を上げていたザ・ウィークエンドだが、遂にボイコットの意志を固めたかたちだ。

 ニューヨーク・タイムズ紙に本人は、「秘密裏の委員会が決めるグラミーさ。俺の音楽の参加を自分のレーベルには今後2度と許可しないつもりだ」と決別の言葉を述べている。

 そんなザ・ウィークエンドは、同アワード主催のレコーディング・アカデミーに対して以前から「グラミー賞はいまだに腐敗したままだ。俺とファン、業界に透明性を見せる義務がある」「何週間もパフォーマンスに向け共同で企画していたのに、招待されてないって?俺にしてみれば、ノミネートされないってことは、招待されてないのと同じだ!」と不満を訴えていた。

 一方、同アカデミーのハーヴェイ・メイソンJr. CEO は「ザ・ウィークエンドのノミネートされなかったことへの落胆は私たちの理解するところです。私も驚きましたし、彼の気持ちに共感できます。今年彼の音楽は素晴らしいものでしたし、音楽コミュニティやより広い世界への彼の貢献は、誰もが称賛するところです。残念なことですが、毎年ノミネートの数が、それに値するアーティストに比べ少ないのです」「グラミー賞のノミネート者は、その優れた活動をもとに、投票機関によって決められます。私達は、彼ら全てを祝福します」と返していた。

 同アワードに対しては他にもゼイン・マリクが、「グラミーとその関係者はカスだ。お前らは握手と贈答品がないとノミネートを考慮しないわけだな」「来年はお菓子の山を送ってやるよ」と怒りを露わにしていた。さらに後日「俺のツイートは個人的なものでも(自分の作品の)適格性に関することでもない。多様性の受け入れの必要性とノミネート過程の透明性の欠如についてで、えこひいき、人種差別、政治的なコネが投票過程に幅を利かせているってことだ」と追加していた。

 今年の同アワードは14日に開催予定となっている。

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