「ファイナル青江ストラッシュ」キーワードが大反響 丸亀市観光協会のRPG

山本 鋼平 山本 鋼平
「まるがめクエスト」のタイトル
「まるがめクエスト」のタイトル

 香川県の丸亀市観光協会が10日に無料配信したRPGゲーム『まるがめクエスト~囚われの12姫~』が注目を集めている。同日にゲーム中のキーワード「ファイナル青江ストラッシュ」が、超人気2・5次元作品「刀剣乱舞」のファンを中心に反響を呼び、ツイッターでトレンド入り。開発を担当した協会の40代男性職員は「さまざまな方面から話題になって驚きましたが、プレーして頂いた感想などを見るたび、うれしい思いがこみ上げてきます」と、声を弾ませた。

 「ファイナル青江ストラッシュ」には自信があった。「刀剣乱舞」の人気キャラクター「ニッカリ青江」は、丸亀城敷地内にある市立資料館が所蔵する脇差の名刀が擬人化されたもの。近年の展覧会には“刀剣女子”が押し寄せ、さまざまな関連イベントも開催されてきた。

 「完成3日前に最後のボス戦を調整しているときに、必殺技って、とりあえず叫びたいな!と思いました。ファミコンや週刊少年ジャンプ世代ですので、そこからヒントを得て、最後のボスだからとりあえずファイナルは付けよう!と思いました。あとは、絶対つぶやきたくなるパワーワードにしたいと考えました。今までも、イベント時に『ブルーハワイ青江』や『最高美(最後尾の別称)』などのパワーワードが話題になり、今回も配信開始のツイッターに入れました。見事に皆さんの心に刺さりまして、まさしく『ファイナル青江ストラッシュ』でしたね」

 各所を巡りながら丸亀城を開放するドラクエ風RPG、というコンセプトは4年ほど前に企画されたが、技術面や予算面などの問題で見送られた。だが昨年5月にコロナ禍で観光案内所などが閉所されたことを機に、20代職員2人を加え、市販ソフト「RPGツクールMV」を使って制作が開始された。

 「全くの素人でしたがとても楽しかったです。大好きなご当地キャラがきちんと動いた時には、スタッフと一緒に喜びました。アイテムにもこだわって、リアルな価格をそのまま反映させました。戦闘中に骨付鳥なんか、食べている間にやられちゃいそうですが、必死に食べている姿を想像すると笑えてきますね。僕の丸亀愛を盛り込めたと思います」

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